「京鴨と他の鴨は何が違うの?」といった疑問にお答えします。

Q. 京鴨はチェリーバレー種と聞きましたが、どのような種類ですか?
A. 「チェリーバレー」は、英国の国際的な育種会社の「チェリーバレー農場(Cherry Valley Farm、略称C.V.F)」に由来しています。チェリーバレー農場は、純白の大型改良種である「チェリーバレーダック」の種鴨(たねがも)を世界中に供給しています。
日本国内産、輸入品ともに、現在流通している合鴨はほとんどがこの品種です。
Q. 飼育期間にこだわりがあると聞きました。どのようなこだわりですか?
A. 「短期間飼育」は、肉質は柔らかいが味が水っぽくなり、「長期間飼育」は、味は深 みを増すが、肉質が硬くなるという特性があります。ですから、上質の鴨を育てるためには、飼育期間がとても重要になってきます。
現在、一般的には生産コストの合理化から「短期間飼育」が主流になっていますが、京鴨は、「柔らかくて深みのある味を追求」し、孵化(ふか)からの一貫管理生産で、良質のヒナ・栄養バランスのよいエサ・快適な飼育環境をトータルに考慮し、最適な期間で育成しています。(以下の肉質比較表をぜひご覧ください。)
| [ 肉質比較表 ] | 京鴨 | 欧米産 | 台湾産、中国産 |
|---|---|---|---|
| 肉厚 | 均等で世界一厚い | 京鴨の約半分 | ムラが多い |
| 赤肉の色 | 濃い赤色 | ピンク色 | 赤色 |
| 脂肪の色 | 薄いピンクを帯びた白 | 黄色 | 淡い黄色 |
| 調理時の肉の縮み | 少ない | 非常に大きい | ムラが大きい |
| 肉の臭み | 食欲をそそる風味あり | 食欲をそそる風味あり | 独特の嫌な臭いあり |
| 肉味 | 日本人好み | 水っぽく淡白 | 好き嫌いの要因大 |
| 肉の硬さ | 適当な歯ごたえ | 柔らかい | ムラが多い |

Q. 飼育環境にもこだわりをもって育てていると聞きましたが?
A. 合鴨(あいがも)はとても神経質な水鳥です。水を好む性質ですが、床が湿って汚れたり、汚水を飲むような環境になると、途端にストレスをためて発育が遅くなり、肉質や肉味が悪くなってしまいます。
清潔な飲み水と清潔な床、良好な日当たりや風通しなど、人間の生活に共通する快適な環境でのびのびと育てる必要があるのです。
<京鴨の飼育環境>

- 毎日新鮮な敷料(ソフトウッド)を、足下に満遍なく10~12センチほど敷き詰めます。(生育するまでに40センチほどになります。これにより、鴨はストレスを溜めることなく健康に育ちます。)
- 日当たりが良く、風通しの良い鴨舎で育てています。
- 衛生的で外敵のいない場所を選んでいます。
- 常に新鮮で良質な餌と水を与えています。
Q. 京鴨肉は他の鴨肉とどのような違いがあるのですか?
A. 京鴨肉の一番の特徴は、「生食できる」ということにあります。
徹底した農場の飼育管理(薬品無使用)に加えて、精肉、包装、保管においても万全の配慮に努めていますので、生食でも安心、安全に、美味しく食べていただけます。(生食用は、別途安全処理をして出荷しています。)
Q. 鴨肉は脂肪分が多くてお年寄りには向かないのでは?
A. 鴨肉は一般的に脂肪分が多い食材のイメージがあります。コレステロール値が気になる方は敬遠されているかもしれません。
実は水鳥の脂肪は、牛や豚のものとは性質が異なります。体温より低い14度で溶けるため、脂肪が体内に蓄積されることはありません。コレステロールも少なく、ダイエット効果も期待されている食材です。脂肪部分も安心してご賞味ください。
(脂肪部分が低温度で溶けるため、冷製料理でも美味しくいただけます。)

Q. 鴨といえば冬のイメージ。京鴨肉の旬はいつですか?
A. 京鴨肉は一年中が旬です。季節を問わず柔らかくて深みのある肉質が自慢です。冬の鍋料理、夏のステーキや焼肉など、好みに合わせた調理法で四季を通じて楽しみください。
お家で、鴨クッキング のページでは、ご家庭でできる京鴨肉の簡単レシピをご紹介しています。ぜひ、そちらもご覧ください。
Q. 鴨肉はどれでも京鴨肉と同じように安心、安全で美味しいですか?
A. 鴨肉は色々なお店で売られています。しかし、その品質や安全性はすべて同じとはいえません。
日本で流通している鴨肉のほとんどは輸入に頼っているようです。その品質や安全性については、どのような環境で飼育されているのかをそれぞれの販売者にご確認いただき、味については、実際に皆様に判断いただくしかありません。
鴨肉は少しクセのある臭いがあり、肉質が硬いという印象をお持ちだとしたら、ぜひ一度京鴨肉を食べてみてください。これまで食べていた鴨肉は何?と驚いていただけます。京鴨は100%、孵化(ふか)から食肉加工までの一貫管理生産だからこそ、自信を持っておすすめできるのです。